アパレルのようなや普通の服じゃなく、何か違う特別なファッションをお客様に提供したい!喜ばれる声や、幸せそうな笑顔がみたい、手伝いたい!そして、カッコイイ仕事をやりたい!
私が、ドレスコーディネーターになったのはそんな風に思う様になって、本格的に学校に行って学んでいきました。
私は、人生最初の就職先がドレスコーディネーターだったので、とても緊張していました。ちゃんと仕事できるか?一人前になれるか?お客様を笑顔にできるか?など不安に思うこともありました。
しかし、楽しみもあります!どんなドレスがあるか?どういう仕事するのか?
いくら専門学校で習っているとはいえ、学校と現場は違います。ドレスや着物の品揃えの多さや、ドレスカタログ雑誌があったり、新作ドレスの営業販売の方がいらしゃった場合も先輩と一緒にドレスを見させてもらいました。
いくら責任のある仕事でも、楽しそう、キツそう、そうゆう場面は幾らかあります。
今回は私が感じた、ドレスコーディネーターのエピソードを本音で語りたいと思います。経験者である私が、良かったこと、辛いと思った事を書いていこうと思います。
私自身専門学校に通い、一通りブライダル関係の仕事を学んでいるので、現場では未経験でもある程度の辛さは覚悟していました。
ドレスコーディネーターのメリット
その上で最初はドレスコーディネーターになって良かったこと、仕事で学んで役に立っている事をお話致します。
- 最新トレンドのドレスが間近に見れる
- コミュニケーション能力がつく
- 自分自身が成長し、臨機応変に行動できる
- お客様の幸せの瞬間や笑顔が間近に見れる
等です。もちろん、これは私が経験した上で感じたもので、その他にもドレスコーディネーターになってよかったと思う瞬間はたくさんあります。
最新トレンドのドレスが間近に見れる
これは私が就職した式場では、月に1回土日祝日を含めブライダルフェアが開催されていました。ブライダルフェアではドレス試着会というものがあり、フェアには毎回何組かカップルの予約が入ります。そのブライダルフェアのタイミングを狙って、ドレス新作の販売のためドレス関係の営業の方が2~3社訪れます。
【どうか、ブライダルフェアで我が社のドレスを展示してください。】や
【展示した上で新郎新婦様の感想をお聞かせください】等ですね。
営業のときはドレスは持参されないので、新作ドレスの写真をもってこられました。その中から『これは可愛いし人気が出そう』なドレスを選びブライダルフェアに展示していました。
その他にも、ドレスショップ以外のドレスレンタル出来る会社から、年に1回カタログが届きます。
もし、新郎新婦様が気に入った衣装があればドレス商品の品番とサイズを問い合わせして、発注したりもしました。
こういったその年のトレンドのドレスに見て触れたり、生地や装飾を見たりできるのはドレスコーディネーターの強みであると私はおもいます。
もちろん、自分が気に入ったドレスは試着可能ですが、汚したり破いたりするのは損害賠償がかかります。あくまでレンタル。お借りしているので大切にあつかいましょう。
コミュニケーション能力がつく
仕事上の人間関係もそうですが、接客業ではありますのでコミュニケーション能力は自分が思っている以上につきました。上司も先輩も話上手なので、私の時は職場に入ってすぐに打ち解けることができました。そうゆう職業なので、色んな新郎新婦様と出会い、会話をするので、聞き上手にもなり、話上手にもなりました。
自分自分が成長し、臨機応変に行動できる
ブライダル業界は責任重大な仕事ではありますが、仕事で失敗しない人なんていません。
私も失敗をして成長していきました。失敗といっても、未然に防げるものもあったり、どうにもならなければ、上司に相談もしました。その時にどのように動けばいいか?最優先にするとこは何か?どうすれば大事にならないか?そうゆうことは現場に入って経験して身につく様になりました。
この臨機応変に行動できるという強みは、何処に今後転職しても柔軟に対応できるので私としても強みの一つであり、身につけて良かったと思っています。
お客様の幸せの瞬間や笑顔が間近に見れる
婚礼衣装は新郎新婦様にとっては人生最大イベントの衣装です!自分にあったドレスやタキシードを全力で見つけて、結婚式当日に披露します。特に女性である新婦様は男性である新郎様よりも真剣に選ばれることが多いです。選ぶ瞬間は、目を輝かせていましたが当日着るドレスが決まった時のとても幸せそうな笑顔とそれを見守り微笑む新郎様。
このような笑顔と幸せに満ちた瞬間を見たときに私は、ドレスコーディネーターになって良かったと心から思えます!
ドレスコーディネーターのデメリット
- 連休や土日祝日休みはとれない、休日出勤は当たり前
- 給料と仕事量が比例していない
- かなりの重労働
連休や土日祝日休みはとれない、休日出勤
ブライダル業界は、土日祝日休みはほぼありません。土日祝日は結婚式が入っていたり、新郎新婦様が来館して、接客をしていることが多いです。休みも勉強会などあったらそちらを優先するので、休みという休みもありません。半休の時もあります。
シフト制ですので、業界が同じ友人とは休みを合わせ易いのですが、土日休みの友人とは合わせられないので、何人かは疎遠になったりもしました。
毎日が忙しく家に帰るのが寝るだけの生活になってしまっていたので、プライベートはほぼない状態でした。
給料と仕事量が比例していない
ドレスコーディネーターの仕事量は想像を遥かに超えるほどあります。
- 接客
- 式の衣装の準備
- 補正
- 衣装のメンテナンス
- 衣装の洗濯、クリーニング
等です。思ったよりも仕事量があるにも関わらず給料はそれ程ありません。
私は正社員で15万程度しかもらえませんでした。あとは能力給日なります。能力給とはドレスの成約量に比例して上乗せされるということなので、思った以上に厳しく、辛い業界だと思いました。
かなりの重労働
新婦さまが着用される、ドレスや着物は1着がそれなりに重いです。新婦様の衣装は男性の衣装とは違い、長さや重さもありますので、ご試着される場合、運ぶことや試着のお手伝いをするのも重労働となります。
ご試着される衣装の数は大体3〜4着程で、一日に2〜3組の接客をするとなると体力勝負となります。
それだけではありません。土日祝日になると、結婚式がありますので前日には会場のセッティングのため衣装を搬入し、逆に結婚式が終わると時間を見て片付け、そして次の結婚式のセッティングと休む暇もありませんでした。
朝早く、夜はお客様によって終わる時間も異なります。こだわりの強い方だと、ぎりぎりまで確認作業もしますので、体力的にも、精神的にも辛い事はありました。
ドレスコーディネーターに限らないとは思いますが慣れないと最終は辛く、きつい思いはすると私は思います。でも、どんどん慣れて仕事を覚えていけば、楽しくやり甲斐がある仕事です。
ドレスコーディネーターは一見華やかな職場ですが、大変かつ辛い部分もありました。もし、転職、就職される場合はこういった点を理解してから、望まれてください。
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